こちらに来て、3年半額位経つのですが、前と一番変わったところと言えばやっぱり人との繋がりですね。
おはようございます、ベロです。
私はあまり人と接するのも得意ではないし、仲間でさえもあまり増やしていこうとは思っていなかったし、リアルでは相変わらずあまり話はしないかも知れません。
でも人と話すことは、この地域で沢山鍛えてもらいました(笑)
というのも、仲間に沢山会えた、と言うよりは、仲間になる前の人、またご家族と会う機会が、こちらで、特に家族会を立ち上げたことによって、ものすごく増えました。
自助グループの活動では、通常行くミーティング以外では、周年記念に行く時を除けば、新しい仲間が増えない限りは、人間関係はそれほど変わりません。
ホームではない所に行けば、また違った方々と話したりすることもありますが、日常は結構忙しかったので、よそのグループに行くこともあまりなかったので、いつもの仲間といろんな分かち合いというかんじでした。
ですが、考える会や家族会に関わるようになると、とにかく人と会うことが増えました。
当事者も時々会うのですが、ご家族や、行政の方と会うことが増えました。
日曜日は今までは、自助グループの周年記念に月イチはいくのがだいたい習慣になっていたのですが、それも変わってきました。
月に1回は自分の地域の家族会があるし、隣の県の家族会も月に1回あるので、月に2回家族会に行くこともあり、またイベントもちょくちょくあっていたので、ほんとうに家族の方と会う機会が一気に増えました。
その代わり、自助グループの仲間、他の地域の仲間と会う機会は減ってしまいました!
元々隣の県の家族の仲間とは結構親しかったので、違和感はなかったのですが、やはり家族会に当事者がいるのはどうなんだろうといつも葛藤はありました。
でもこの会を通して繋がった家族や仲間が本当に沢山いて、この活動をさせてもらってほんとうに良かったと思っています。
やはり私も共依存発揮、というか、会を始めた当初は、家族の方にこうして欲しい、こうあるべき、みたいなことばかり言ってました。
当事者が初めてこられた時に、色んなことを紹介したり、自分の話や経験を話すのは、今までもこれからもするのですが、家族に対して当事者が言えることはあまりないということを、家族会を経験すればするほど感じるようになりました。
わたしが回復しているとは全く言いませんが、繋がってる年数はそこそこなので(今年で9年目)
依存症のことや、自分の経験、仲間の経験など、知ってることも沢山あります。
だけど、私はあくまでも当事者。当事者の仲間に寄り添ったり、アドバイスしたり、話を聞いたりすることは出来ますが、どこまで行っても当事者なので、妻がギャンブル依存症にならない限りは家族にはならないし、気持ちはただ分かってるつもりなだけで、その苦しみや辛さ、経験を語ることなど全く出来ません。
その事を深く分かるようになってからは、家族には、提案とかはあまりしなくなりました。私の経験だけを話、またこれはひとつの体験で、それが全てではないし、私の意見はギャンブラーのひとつの意見だとういことを話をするようになりました。
こういう、どちらかと言うと、先ゆく仲間みたいになってくると、その経験を押し付けようとしたり、コントロールしたりしたくなるし、そういう方向にどうしても流れてしまいます。
当事者の経験はいくらでも話は出来ますが、家族にはならないので、そこで知ったかぶりをして、傲慢にならないように注意しないと行けないと、今理解できているのが、この活動をさせてもらって学んだ1番のポイントだと思います。
最近では、家族から連絡があることも時々ありますが、私の経験だけを話して、後は、妻に話を聞いてくださいと、家族の問題は、家族に返すようにしています。
こういった経験を沢山させてもらったのは本当に有難いし、これからも依存症と向き合い、色んな方々にお会い出来たらと思っています。